WinPT を利用したメールの暗号化

  1. WinPT のインストール
  2. 新しい鍵のペアを作る
  3. 相手の公開鍵の登録
  4. ファイルの暗号
  5. ファイルの複合

WinPT のインストール

  1. WinPT 配布サイト より Windows Privacy Tools complete package をダウンロードします
  2. ダウンロードしたファイルを実行します。
  3. 言語は「English」を選択します。
    言語選択
  4. セットアップウィザードが起動します。
    ウィザード
  5. 利用規約を読んで、同意したら、「I Agree」(同意)を選択してください。
    利用規約
  6. インストール先(C:\Program Files\Windows Privacy Tools) を指定します。
    インストール先
  7. コンポーネントは、特に何もなければそのままで結構です。
    コンポーネント
  8. スタートメニューへの登録もそのままで結構です。
    メニュー登録
  9. クイックランチやデスクトップにアイコンを表示するか、スタートアップに登録するかなどは好みにより選択してください。
    ショートカット
  10. 追加的なタスクはそのままの状態で「Install」を選択して、インストールします。
    インストール
  11. しばらくすると、WinPT のインストールが完了します。
    インストール完了

新しい鍵のペアを作る

新しい秘密鍵と公開鍵のペアを作ります。

  1. 新しく、鍵のペアを作ります。「はい」を選択します。
    新しい鍵を作る
  2. 「鍵のペアを作る (Have WinPT to generate a key pair)」を選択します。
    鍵の生成
  3. 鍵のタイプ (Key type)は、デフォルト (defaut)を指定します。
  4. 鍵のサイズ (Subkey size in bits)は、ビット数が大きいほど暗号が破られにくくなります。ここでは、2048 bit を指定します。
  5. あなたの名前 (User Name)を英数半角で入力します。名前は、本名でなくてもかまいません。
  6. コメント (Comment) は入力する必要はありません。
  7. メールアドレス (Email address) は、あなたが暗号化したいメールのアドレスを入力します。
  8. パスフレーズ (Passphase) を入力します。英数大文字小文字を混ぜて8文字以上で作成しましょう。パスフレーズは絶対に忘れないようにしましょう。ただし、パスフレーズは、他人にわからないように注意を払う必要があります。
  9. 同じパスフレーズ (Repeat passphrase) をもう一度入力します。
  10. [Start] を選択して、鍵を作ります。
    鍵の生成
  11. 鍵の生成中は、マウスをクリックしたりキーボードを叩いたりして乱数を発生させます。
  12. 「Key Generation completed」と表示されれば、鍵のペアはできあがりました。
  13. 万一、鍵を紛失したときに備えて、バックアップをとっておきましょう。「Backup your keyrings now」と表示されたら、「はい」を選択します。
    バックアップの作成
  14. pubring.gpg, gpgsecring.gpg というファイルをフロッピーディスクなど、パソコンから物理的に離れたところに場所に保存します。この保存したフロッピーディスクは盗まれないよう厳重に保管しましょう。

相手の公開鍵の登録

暗号化したファイルを送りたい相手の公開鍵を登録します。

  1. 相手から公開鍵を入手し、適当な場所に保存します。
  2. タスクトレイにあるWInPTを右クリックし、「Key Manager」を選択します。
  3. Key Manager のメニュー一覧の「Key」から「Import」を選択します。
    インポート

ファイルの暗号

GnuPG 対応のメールソフトの場合は、ソフトの説明書をご覧ください。メールソフトが GnuPG に対応していない場合は、次の手順でファイルを暗号化してください。

  1. タスクトレイにあるWinPTを右クリックし、「File Manager」を選択します。
    ファイルマネージャー
  2. [File]-[Open]を選択して、暗号化したいファイルを選択します。
  3. [File]-[Encrypt](暗号化)を選択します。
  4. 送信先の公開鍵を選択します。
  5. ファイルが暗号化されます。
  6. 暗号化されたファイルを添付ファイルとしてメールで送信します。

ファイルの複合

GnuPG 対応のメールソフトの場合は、ソフトの説明書をご覧ください。メールソフトが GnuPG に対応していない場合は、次の手順に従ってファイルを複合してください。

  1. タスクトレイにあるWinPTを右クリックし、「File Manager」を選択します。
  2. [File]-[Open]を選択して、複合したいファイルを選択します。
  3. [File]-[Decrypt](複合)を選択します。
  4. パスフレーズを入力します。
    ファイルの複合

公開鍵のエクスポート

相手に自分の公開鍵を送ります。

  1. タスクトレイにあるWinPTを右クリックし、「File Manager」を選択します。
  2. 自分のメールアドレスを選択します。
  3. [Key]メニューから[Export]を選択します.
    エクスポート
  4. 公開鍵「***.asc」をメールなどで相手に渡します.